2006年06月29日

銃と現実:洋書で読むThe Outsiders(27)

洋書でアウトサイダーズを読む

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第4章の続きです。

Dallyの段取りに従って、夜中の列車に飛び乗り、町外れの教会へと向かう2人。
とりあえず隠れているように、と持たされたのは50ドルと拳銃でした。

列車の中での描写です。



洋書で読むアウトサイダーズ

"The first stop'll be Windrixvill," Johnny said, laying the gun down gingerly. He shook his head. "I don't see why he gave me this. I couldn't shoot anybody."

Then for the first time, really, I realized what we were in for. Jonhhy had killed someone. Quiet, soft-spoken little Johnny, who wouldn't hurt a living thing on purpose, had taken a human life. We were really running away, with the police after us for murder and a loaded gun by our side. I wished we'd asked Dally for a pack of cigarettes...

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


パニックから冷めて、ゆっくりと現実を把握できるようになってくるPonyの心情が上手く描写されています。

目の前にいる気弱な少年Johnnyとその横にある銃、という2つのものを、どうにかして頭の中で結び付けようとしている様子がうかがえますね。

be in for...は、「直面する」の意味ですが、日本語で片足を突っ込むといった感じの、トラブル、悪いことに対して使われることが多いです。

who wouldn't hurt a living thing のなかのaは、否定の中で使われているので、「どんな生き物だって1つも(傷つけない)」というニュアンスになります。
似た例では I can't hear a thing.(何も聞こえない)など


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2006年06月28日

Dallyの魅力:洋書で読むThe Outsiders(26)

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第4章の続き。

困った時のDally頼み、とばかりに、パニックに陥っているPonyにJohnnyはDallyに相談する事を提案します。

17歳のDallyですが、既に大人の場所に出入りしていて、この日はBuckというチンピラのパーティに行っていました。

お子様の2人がやってきたのをみて、邪険にするBuckですが、Dallyの名前を出すと彼を呼びに行きます。


洋書で読むアウトサイダーズ

As Johnny told him the story, I studied Dally, trying to figure out what there was about this tough-looking hood that a girl like Cherry Valance could love. Towheaded and shifty-eyed, Dally was anything but handsome. Yet in his hard face there was character, pride, and a savage defiance of the world. He could never love Cherry Valance back. It would be a miracle if Dally loved anything. The fight for self-preservation had hardend him beyond caring.

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak



重大事にもかかわらず、しつこくCherryが別れ際に「Dallyを好きになってしまうかも」といった言葉にこだわっているPonyです(笑)

Dallyの魅力を、少年の目から理解しようとしているんですね。見掛けはぱっとしないけど、身体から発されている「強さ」が、Dallyにはある。女の子に愛情をかけてやることはできないけど、それがかえってCherryのような勝気な女の子をひきつけるのかも。

あと、ここの描写が、物語後半でカギになってきます。
詳細はここでバラしませんが、何も愛せない、タフなはずのDallyが「break」します。タフな外面と対照的な、繊細なDallyの一面を描写するのに、上の場面の描写は欠かせないものになっています。

Towheaded: ash-blondと同義語、という事で、ほとんど銀髪に近い金髪です。よく知られているtowは、動詞で「引っ張る」の意味だと思いますが、引っ張る→紐を使う→紐を作るのに使われる麻くず、もtowといって、この、麻くずのような白くて細い髪をした頭がtowheadedと考えると覚えやすいかも。
映画のイメージとはずいぶん異なりますね。

Shifty-eyed:あちこちにshiftする、という意味から、信用できない、ずるがしこい目をした、という意味になります。

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2006年06月22日

Johnny、Bobを刺す:洋書で読むThe Outsiders(25)

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第4章の続き。

結局喧嘩は始まってしまうわけですが、PonyはJohnnyと引き離されて、親分格のBobに公園の噴水の中に頭を突っ込まれます。

したたか水を飲んで気を失ってしまうのですが...


洋書で読むアウトサイダーズ

The next thing I knew I was lying on the pavement beside the fountain, coughing water and gasping. I lay there weakly, breathing in air and spitting out water. The wind blasted through my soaked sweat shirt ad dripping hair. My teeth chattered unceasingly and I couldn't stop them. I finally pushed myself up and leaned back against the fountain, the water running down my face. Then I saw Johnny.

He was sitting next to me, one elbow on his knee, and staring straight ahead. he was a strange greenish-white, and his eyes were huger than I'd ever seen them.

"I killed him," he said slowly. "I killed that boy."

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


ここで、Ponyは初めて血のプールの中に倒れているBobに気がつきます。

一難去ってまた一難なワケですが、このシーンは、その間の不気味な沈黙を描写していますね。


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2006年06月20日

酔っ払いに囲まれて...:洋書で読むThe Outsiders(24)

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今回から、第4章に入っていきます。

夜中に町をうろついているPonyとJohhnyがSocsに見つかってしまいます。
今までが「情景設定」で、ここからいよいよ「事件」に入っていきます。

まずは、2人がSocsと対峙する場面。


洋書で読むアウトサイダーズ

Five Socs were coming straight at us, and from the way they were staggering I figured they were reeling pickled. That scared me. A cool deadly bluff could sometimes shake them off, but not if they outnumbered you five to two and were drunk. Johnny's hand went to his back pocket and I remembered his switchblade. I wished for that broken bottle. I'd sure show them I could used it if I had to. Johnny was scared to death. I mean it. He was as white as a ghost and his eyes were wild-looking, like the eyes of an animal in a trap. We backed against the fountain and the Socs surrounded us. They smelled so heavily of whiskey and English Leather that I almost choked.

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


酔っ払いのSocs、しかも相手は自分達がナンパしたCherryたちのデート相手ということで、Ponyの頭もパニックになっています。
どうやってこの場面を切り抜けるか、いろいろ頭をめぐらせていますが、Johnnyは自分以上に怯えているし、助けも来そうにない...
緊張感たっぷりですね。


reelはよろよろ歩くこと。pickledという過去分詞が副詞の役割を果たしています。pickleは、ピクルス、動詞だと「ピクルス(漬物)にする」ですが、漬けるものが酢の代わりにアルコールになって、「酔っ払って」の意味になっています。これは、辞書を調べなくても、後の文でbut not if they outnumbered you five to two and were drunkなので、彼らを見て怖くなった、とあるところから、予想はつきますね。

bluffは虚勢の意味です。「かっこつけて脅しをかければ奴らも逃げていくかも」と期待したものの、酔っ払いじゃ脅しも効かないですね。

I mean itは、前のJohnny was scared to deathという文を受けて、「マジだよ。全くそのとうりだよ」という事を強調しています。

最後の文、so...that...の構文になっていますが、意味は大丈夫でしょうか??

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両親に構ってもらえない子供:洋書で読むThe Outsiders(23)

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第3章の最後の部分です。

Darryに殴られて家を飛び出したPonyは、再びJohnnyのもとに戻ります。
両親が死ぬ前は、Darryはあんなふうじゃなかったのに、と怒りをぶつけるPonyにJohnnyがこんな事をいいます。


洋書で読むアウトサイダーズ
"I think I like it better when the old man's hittin' me." Johnny sighed. "At least then I know he knows who I am. I walk in that house, and nobody says anything. I walk out, and nobody says anything. I stay away all night, and nobody notices. At least you got Soda. I ain't got nobody."

"Shoot," I said, startled out of my misery, "you got the whole gang. Dally didn't slug you tonight 'cause you're the pet. I mean, golly, Johnny, you got the whole gang."

"It ain't the same as having your own folks care about you," Johnny said simply. "It just ain't the same."

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


虐待には、肉体的に暴力を振うのと、ネグリジェンス、つまり、保護者としての役割を親が放棄するものがありますが、Johnnyの両親は、後者なんですね。Johnnyの両親が不仲で、息子に全く愛情を持っていないのは、ギャングの中でも周知の事実なので、仲間も何かと彼をかばってやる、という関係ができているわけですが、それでも、「親に構ってもらうのとは違うよ」とJohnnyは述べています。

「暴力は愛だ」なんていうのも、最近では問題発言になりますが(汗)、我が子が外で犯罪を犯していても、何も言えない、それどころかそれを知らない親、は、確かに増えていますね。

old man/folks は、父親、母親の事を指します。普通はmom, dadという言葉を使いますが、高校生の男の子はわざとこれらの言葉を避ける傾向があるようですね。「お母さん」の変わりに「お袋」「うちのオバサン(←使う人いるかな??」って言うみたいなものだと思います(笑)

slug 「ナメクジ」という意味を思い出す人も多いと思いますが、ここでは動詞で「ぶん殴る/シバく(古いかな?)」という意味で使われています。

petは、teacher's petなど、あまりいい意味ではないですが、the petとtheが付いているので、「子分」というよりは、「お気に入り/弟分」といったニュアンスになっていると思います。


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2006年06月19日

映画の視聴!:洋書で読むThe Outsiders(22)

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ご無沙汰してます。

かなり長い間中断していましたが、また、再開して、小説の最後までは行きたいと思います。

実は、日本でもかなりアクセス者が増えているYou TubeというビデオアップロードサイトにThe Outsiderの映画が丸ごとアップされているのを見つけて、改めて映画のほうを見ているうちにまたモチベーションが書き立てられたのです(笑)。

アウトサイダー

C・トーマス・ハウエル フランシスフォード・コッポラ マット・ディロン

おすすめ平均
starsあの人は今??・・・
stars星5つは、片手で選んだもの(銃)の間違い
stars永遠のマイベスト
starsどの映画にもまして
stars良いんです。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



小説に比べると、テンポが速いですが、やっぱりいいですね。
10分くらいづつに区切られてアップされているのですが、プレイリストにまとめたので以下のリンクから鑑賞してください。

The Outsiders (movie) playlist

注:リンク先のサイトの都合や、アップロードしたユーザーの意思によって、前触れなく削除される可能性もあるので、不具合を見つけたら教えてください。

では、また次回から小説の続きをお楽しみに(^^)


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posted by junquito at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋書紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

殴ったなあぁぁ:洋書で読むThe Outsiders(21)

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間が空いちゃいました。

前回の続きから。

Socsとけんかする事もなく、Cherryたちとも別れ、Two-Bitは別の場所をうろつくことに決めたので、PonyとJohnnyは空き地で寝っころがって星を眺めていましたが、いつしか眠ってしまいます。
Darryが決めた門限は12時。それを2時間過ぎて家に戻ったPonyをDarryは頭越しに怒鳴りつけます。
いつもは上手く仲介をつとめるSodaにもあたり散らすDarryに、Ponyは反感を覚えます。


洋書で読むアウトサイダーズ
He should never yell at Soda. Nobody should ever holler at my brother. I exploded. "You don't yell at him!" I shouted. Darry wheeled around and slaped me so hard that it knocked me against the door.

Suddenly it was deathly quiet. We had all frozen. Nobody in my family had ever hit me. Nobody. soda was wide-eyed. Darry looked at the palm of his hand where it had turned red and then looked back at me. His eyes were huge. "Ponyboy..."

I turned and ran out the door and down the street as fast as I could. Darry screamed, "Pony, I didn't mean to!"

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


描写がリアルですね。

頭に血が上った2人、頂点から一気に静けさが訪れる、その後、いきなり家を飛び出すPony。

「なぐったなぁ〜。親にだって殴られたことないのに!!」
…って、いつの時代のネタですか(汗。分かる人、います??)

この時点でPonyはDarryを敵視しているのですが、Darryは、家族をまとめる、という、彼の年齢では重荷な責任を、必死で果たそうとしているんですよね。それを理解できずに、兄弟を心配させて夜中にふらふらしてるPonyに腹が立つわけです。

前の、Cherryとの会話で、Darryの話が出た時、冷たい人間として自分の兄を思い描いたPonyに対して、仲間達がDarryを弁護するのを聞いて、そりゃ、Darryだって良いところはあるんだけど…という方向に思いが傾いていたのですが、家に帰って頭ごなしに怒鳴られ、さらに平手打ちを食わされて、Darryに対する憎しみが顕わになります。家を飛び出したのは、Darryへの見せしめ、でしょうか??

14歳の、反抗期を体験した人は、少なからずも共感するところがあるのでは??


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2005年10月20日

お嬢様はワルがお好き:洋書で読むThe Outsiders(20)

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Chapter3のつづき

Socsと今にも衝突しそうなPony、Johnny、Two-Bitの3人。
そこに、Cherryが分け入って自分のボーイフレンドであるBobと口論した末に、自分達がSocsの車で帰ることをきめ、その場を納めます。

別れ際にCherryがPonyを脇に呼んで言った言葉。



..."but we'd better go with them. Ponyboy...I mean...if I see you in the hall at school or someplace and don't say hi, well, it's not personal or anything, but..."

"I know," I said.

"We couldn't let our parents see us with you all. You're a nice boy and everything..."

"It's okay," I said, wishing I was dead and burried somewhere. Or at least that I had on a decent shirt. "We aren't in the same class. Just don't forget that some of us watch the sunset, too."


West Sideの貧乏人と付き合ってるなんて知られたらまずい、というCherryの立場上、人前でPonyと親しくすることは出来ないけど、2人がお互い分かり合った仲であることは変わらない、ということを確認したいんですね。そんなCherryの心理が分かっていながら、というか、分かっているので、Ponyは惨めな気持ちになります。

こう見ると、かなわぬ恋を望む男女のように見えますが、そこでどんでん返しが。


She looked at me quickly. "I could fall in love with Dallas Winston," she said. "I hope I never see him again, or I will."

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


この一言で、CherryはPonyを驚かせたまま去っていきます。

or I will=or (if I see him=Daly again) I will fall in love with him という意味です。

共通の感情を持つPonyではなく、全く異なる世界にいるDallyに魅かれるCherry。この辺の女の子の心理は、男の子には理解しがたいと思いますが(笑)。

この部分、筆者のHintonとCherryが重なっているのではないかな、と思います。

現実世界のgreasersと親しい間柄にあったHinton、経済的にもgreaser側の世界に傾倒していたそうですが、グループとしてgreaserとSocsのどちらにも属すことなく、また、女の子という立場上からも、やはりgreaserたちの世界観からは一歩離れた、Cherryのような女の子ではなかったかと思います。

(Hintonの男の子バージョンがPonyで、グループの中からの描写をしていて、女の子/グループの外からのHintonの目を代表しているのがCherry、ってことになるのかな)

Dallyのような少年は、16歳のHintonにとって、やはり非常に魅力を感じる異性だったのでは???

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2005年10月19日

映画のシーン!:洋書で読むThe Outsiders(19)

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Chapter 3の続き。

Charryたちと喧嘩別れしたSocsが、道を歩いている彼らを見つけてマスタングで近寄ってきます。greasersがSocsの「オンナ」をピックアップする、というのは、当然タブーなわけで、人も目ありそうな緊張感。


The Mustang came to a halt beside us, and the two boys in the front seat got out. They were Socs all right. One had on a white shirt and a madras ski jacket, and the other a light-yelow shirt and a wine-colored sewater. I looked at their clothes and realized for the first time that evening that all I had was a pair of jeans and Soda's old navy sweat shirt with the sleeves cut short. I swallowed. Two-Bit started to tuck in his shirttail, but stopped himself in time; he just flipped up the collar of his black leather jacket and lit a cigarette. The Socs didn't even seem to see us.

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


上の部分では、Socsとgreasersの違いを、服装で対照させています。マドラスのスキージャケット、黄色のシャツ、ワイン色のセーター、といういでたちのSocs。一方のgreasersはジーンズ、トレーナー、レザージャケットと、かなりみすぼらしく、PonyのトレーナーはSodaのお古だったりします。

Ponyが、自分の身なりを意識している横で、Two-Bitが思わず自分の服装を整えているのに気がついて、あわててやめているところがちょっとコミカルですね。



◇◇おまけ◇◇

The Outsiderのオフィシャルファンサイトです。

原作と映画の両方についての情報量の多さでは、他のファンサイトに勝っています。映画のシーンも多くあるので、上の服装についての描写などの参考になるかも(Two-Bit(=エミリオ・エステベス)のミッキーマウスのシャツ、かわいすぎます。笑)

一番面白かったのは、Where Are They Now。各出演者の現在の顔写真と、最近出演した映画情報などが載ってます。

The Outsider出演当時、Johnny役のラルフ・マッチオが20歳、Dally(マット・ディロン)が18歳というのには…7人の中でラルフが2番目に年上、一番年上はもちろんDarry(パトリック・スウェイジ)で、30歳だったそうです(ハタチには見えなかったよなあ)

も1つ、映画のシーンの写真が多く見られるところはここ

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2005年10月18日

びみょーな兄弟愛:洋書で読むThe Outsiders

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Chapter3の続き

自分が一番慕っているSodapopについての話をした後、Cherryに、「じゃあ、上のお兄さんのDarryは?」と聞かれて戸惑うPonyboy。両親がなくなってからのDarryは、まるでPonyを邪魔者のように扱っていると感じているので、彼に関する良いエピソードを語ることが出来ません。


洋書で読むアウトサイダーズ
My face got hot as I bit my lip. Darry...what was Darry like? "He's..." I started to say he was a good ol' guy but I couldn't. I burst out bitterly: "He's not like Sodapop at all and he sure ain't like me. He's hard as a rock and about as human. He's got eyes exactly like frozen ice. He thinks I'm a pain in the neck. He likes Soda--everybody likes Soda--but he can't stand me. I bet he wishes he could stick me in a home somewhere, and he'd do it, too, if Soda'd let him."

S.E. Hinton  "The Outsiders"  Pubnlished by Speak


この発言にびっくりしたのが、そばにいたTwo-BitとJohnny。Darryは彼らにとっても兄貴同然なので、Ponyがこのような感情をDarryに対して抱いていることに驚きます。

Darryだって、20歳。両親を亡くし、大人のいなくなった家庭を崩壊させないよう、自分の将来を犠牲にして家計を支えているのですが、必死になるあまり、一番小さいPonyを心配しすぎているんですね。Ponyが非常に優秀な成績で、自分の大学進学の夢を託せるのが彼だ、と思い込んでいる点も(Sodaはすでに高校を退学してるので)、Ponyに対して必要以上に規制をかける原因となっています。

また、上に出てくる「Darryが自分を入れようとしている」homeは、孤児院のような施設でしょうが、PonyやSodaが警察沙汰になると、政府機関が彼らの家にやってきて、2人が施設に入ることを政府から命令されることになる、Darryは、それを恐れているがために、Ponyがトラブルに巻き込まれないよう、うるさく監視しているのです。

これを、Ponyは、「Darryは自分を邪魔に思っているから」と解釈しています。
親子(この場合は兄弟だけど)の愛情の行き違いの、典型的パターンですね(笑)。

これが、例えば本当に愛情の欠落しているJohnnyの家庭なんかだと、Johnnyは実の両親から全く無視されているし、後に知り合いになるSocsのメンバーから聞く彼らの親子関係は、どこかよそよそしい、子供が本当に求めているものを認めようとせず物だけを与え続けるもので、Ponyも彼らと自分とDarryの関係を比較し、Darryの立場を理解できるようになるのですが。

この中で、Darryの目(He's got eyes exactly like frozen ice)に関する描写が出てきますが、筆者が登場人物の性格を「目」で表している場面は、他にもたくさんあります。

  Darryの氷のような、青い目
  Dallyの細い、やはり冷たい青い眼
  Johnnyのいつもおびえたような大きな茶色の目
  Sodaの怖いもの知らずのいつも笑っている茶色の目
  
  など
  
Ponyの目は灰色がかった緑色ですが、「もっと灰色ならいいのに」と冒頭で述べていますね。

各人の性格と比較してみると、面白いかな、と思います。


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posted by junquito at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋書紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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